テラダヒデジ ポチ袋 [大甘者][謝][似輪伊][袋]
テラダヒデジ ポチ袋 [大甘者][謝][似輪伊][袋]
暮らしの中の行事や信仰は、民が大切にしてきた生活の一部。
それらをコンセプトの一部として制作活動を行うテラダ ヒデジによるポチ袋。
日本の伝統的な「たとう紙」の形を活かし、シンプルながら慶事を示す美しいポチ袋を制作。
古き良き文化を今に伝える新しい形のデザイン作品。
しっかりとした地厚の和紙が折り曲げられた封筒に江戸カルタなどにも見られたもじり、言葉遊び。
洒落の効いた思わず納得のグラフィックが記されています。
大感謝=大甘者
大きな感謝を述べる気持ちに、自分自身はあなたに大いに甘えさせていただきましたという気持ちと、私はまだまだ甘いですという気持ちが、同時に存在しているのではないだろうか。
ちゃっかり、しっかり、大きく示す大甘者。
謝
「謝」には、つげるというような意味があり、様々な感情に使われている漢字です。
「謝」に足す一文字を頭に思い浮かべながら、このたとう紙を相手へ渡すのはいかがでしょうか。
わびる。あやまる。「謝罪・陳謝」
ことわる。「謝絶」
礼を言う。「感謝・謝意・謝恩・謝礼」
金品でお礼やおわびを表す。「月謝・薄謝」
などなど
以◯伊
祝い=いわい=以〇伊
文字の置き換えをした文字遊びで、お祝い事には少し洒落っ気を出してみる。
袋
「燃ゆる火も取りて包みて
袋には入ると言はずやも智男雲」
万葉集に収められている持統天皇による崩御した天武天皇への歌とされている。
燃える火でも手に取り袋に入れると言うではないか、だったら…と訓むという。
持統天皇が詠んだこの歌においては、袋が霊魂を穏やかに収め、守る役割を果たし、鎮魂や癒しの願いが込められているように感じる。袋の包容力は、火(魂)の激しさや荒々しさを抑え、穏やかで永続的な存在へと変える力なのではないだろうか。
[文字]
大甘者-大感謝
似輪伊-いわい-祝い
謝
袋
一種五枚入り
[サイズ]
60mm × 110mm